子どもの「腸活」が大切な理由とは? 〜心身の健康をつくる多様な菌〜

こんにちは、はすやです! 

「腸活」と聞くと大人の健康活動と思われがちですが、実は子どもの頃、もっと早くいえば、赤ちゃんや胎児の頃から始めると尚良いという考えが主流になってきています。 

お母さんのおなかの中にいる頃からとは驚きですが、私たち人間と腸内細菌との関係は胎児の頃から深く関わっています。

なぜなら、赤ちゃんが母親のおなかにいる頃から2歳あたりまでの「最初の1000日」は、大腸が特に成長する時期だといわれています。

この時期に母親が持つ腸内細菌や、生まれた環境で接する細菌が、赤ちゃんの腸内環境に大きく影響するといわれているのです。 

また2歳〜6歳頃の時期は、食事や遊びによる接触によってさまざまな菌を取り込み、それらを腸内の常在菌として住まわせることが可能です。

菌の数は年齢によって増えたり減ったりするものの、菌の種類は一生を通じてほとんど変わらないことが分かっており、幼少期にどれだけ多様な菌を取り込むことができるかがカギとなります。 

今、コロナ禍のパンデミック最中に誕生した子どもたちの腸内細菌の多様性が低い傾向にあることが明らかになっているそうです。

腸内細菌の多様性は心身の健康にとって大切な指標のひとつ。

子どもたちの健康のためにも、食品から菌を摂取したり、自然の中で過ごす時間を増やしたりといった「加菌」を意識的に行いたいものですね。 


–参考————————–
●厚生労働省>e-ヘルスネット>栄養・食生活>栄養素等のはたらき>腸内細菌と健康
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food
●森永乳業>カラダの不調から知る>赤ちゃんの腸活
https://www.morinagamilk.co.jp/health/condition/column8/
●時事メディカル>医療ニュース>子どもの腸活が大事なわけ~多様な菌が心身を健康に~
https://medical.jiji.com/topics/3303